SAND / Spit on authority

2,190円(税込2,365円)

■TRACK LIST
1.Poser
2.Vanilla Shake feat. ANARCHY
3.W.A.T.C.H.O.U.T.
4.Who Cares feat. SENTA from NUMB,
H8MONGER from DOGGY HOOD$
5.Notice
6.Too Late
7. I
8. Needle & Thread
9.Greetings
10.Insanity
11.Country Road [BONUS TRACK]

■OFFICIAL INFO■
2011年、BBQ CHICKENS、8年ぶりとなるフルアルバムリリース。
2012年、札幌シティーハードコアの雄Slangの衝撃的な
PIZZA OF DEATH移籍。近年、ハードコアシーンとの接近が顕著な
PIZZA OF DEATHが2013年、新たに契約したのは
大阪ハードコアシーンの雄、SAND。ハードコアリスナーを除いて
東京ではあまり馴染みのない名前かもしれないが、
関西での支持の熱さは尋常ではない。
SANDは、MADBALLやSICK OF IT ALLなどに代表される
“ミッドテンポでヘヴィーなビート”や“メタリックなリフ”といった特徴を
もつニューヨークハードコアに衝撃を受け、1999年に結成。
2004年ごろから活動が活発になり、次第に国内だけではなく、アメリカ
を中心とした海外ツアーも行うようになる。
そして、2010年にはマンハッタンで開催された
ニューヨークハードコアの祭典「B'N'B BOWL」、2011年には
アメリカ東海岸の大規模フェス「EAST COAST TSUNAMI FESTIVAL」への
出演を果たす。その一方で、MADBALLやNEXT STEP UPといった
海外の大物ハードコアバンドを日本へ積極的に招聘するなど、
シーンの活性化に貢献している。そんな彼らの活動の象徴となるのが、
2002年から続く西日本最大のインディペンデントフェスティバル
「FREESTYLE OUTRO'」の主催。国内外のハードコア / パンクバンドや
ヒップホップアーティストが多数出演し、2011年開催の
「FREESTYLE OUTRO' 8」では、なんと4000人超の動員を記録した。
SANDは、このテのエピソードを挙げたらキリがないぐらい、
大阪のストリートシーンと密接な関わりを持つ最重要バンドであり、
シーンの顔役でもあるのだ。そんな彼らがPIZZA OF DEATHと
契約を交わすというのは、はっきり言って事件である。

そんな彼らが発表する約6年ぶりとなる新作「Spit on authority」は、
ハードコアの魅力が存分に詰まった極悪でブルータルな傑作。
冒頭の「Poser」から、“ビートダウン”と呼ばれる、
スローかつヘヴィーなグルーヴが炸裂し、テンポのアップダウンで
様々な表情を見せる。ライヴ会場で巨大なモッシュピットができあがる様が
容易に思い浮ぶ激重サウンドがたまらない。続く「Vanilla Shake」では
京都のラッパーANARCHYをフィーチャーし、ハードコアとヒップホップの
見事な融合を聴かせる。そう、SANDはハードコアバンドではあるが、
様々な音楽の良い部分を積極的に吸収することに躊躇がない。
M7「I」は、アルバム中盤のエッセンスとなっている
レゲエ×ハードコアチューンで、ちょっとした耳休めとしても
上手く機能している。そして、SANDの音楽的な柔軟性を示す
最たる例がボーナストラックとして収録されている「Country Road」。
これは同名異曲ではない。John Denverによる、
日本人にも馴染みのある大ヒット曲のハードコアパンクカバーだ。
「単純に好きな曲だから」という理由でピックアップした自由な発想がいい。
ハードコアだからどうということではなく、自身が気に入ったサウンドは
積極的に取り込む姿勢が、SANDと他のハードコアバンドの違いを
生み出している。しかし、どんなサウンドを取り上げたとしても、
SANDはアティチュードが圧倒的にハードコアなのだ。
それは今作を聴くことで充分お分かりいただけるだろう。

アルバムリリース直後より、ヨーロッパツアーからはじまり、
日本国内は全国30ヶ所を回るツアーも決定。
そのあとアメリカツアーが決まっている。音源だけでも良いが、
SANDの魅力が最大限に発揮されるのは、やはりライヴ。
今までに観たことがないような
世界水準の混沌とした風景を見せてくれるはずだ。